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コルソス島奇譚 内通者

 金とハウス・デニスの家名を使っているとはいえ、ゴロツキ共を抑えこんでいるのは、なかなか大した奴だ――シグモンドは、ルクセン・ド・デニスをそう評価していたが、実際のところ、統制など全くと言っていいほど取れていなかった。

 寝床と飯がタダで食えるから従う。そんな単純な原理が働いていただけに過ぎない。無論、ルクセンの話を信用し、ハウス・デニスに取り立ててもらおうと考えている者もいるだろう。

 ルクセンは、嘘をついてないし、つくつもりもない。この村を出ることが出来たら、雇っていた連中の功績を報告し、上に推薦する。そして、共に死闘をくぐり抜けた仲間として、ルクセン自身が隊の一員として率いたいと、考えていた。ただ、彼が不幸だったのは、若すぎて実戦を経験しておらず、故に信用されなかった事だった。あげく、この村から脱出する為の成果が、これといってあがっていないのも問題だった。

 手土産を持参して投降しようという離反者が出るのは、もはや、時間の問題だったのだ。

 バカ騒ぎに浮かれる酒場を後にして、ボンクラ小僧の連れの少女――ルイズをズタ袋の中に押し込んでいる男も、そういう類の者だった。

 男はソウジャーン号の船員であるハーフリング、ハンサム・ウィルから誘いを受けていた。

 「手土産があれば、普通に帰依するよりも上位に取り立ててもらえるぜ」

 そんな甘い誘惑に男は乗せられてしまったのだ。

 ハンサム・ウィルと落ち合う場所は、波高亭の近くにあり、村を代々守ってきたヘイトン家の者が眠っている墓所だった。そこまで、この重いズタ袋を誰にも気づかれずに運ばねばならない。

 男はできるだけ音を立てぬよう、静かに、階段を降りた。階下からは、リランダー氏族の男がギルドがどうのこうのと喋っているのが聞こえてくる。そのまま裏口へと抜け、波高亭を出た。指定された場所は宿からほど近い場所にある。

 裏口を出ると潮の匂いが鼻についた。目の前は崖になっていて、シグモンド夫妻の娘がうっかり落ちないように、娘の背丈に合わせた木の柵が設置されていた。柵を伝い、点在する黒松の根を踏みしめながら南へ向かうと、指定された墓所が見えた。

 墓所は、島そのものがそうであったが、隆起サンゴ礁を掘り抜いて作られているようで、その入り口は石灰石でできていた。当時の村人たちがヘイトン家の為にお金を出したのであろう――ドワーフの石工が手がけたらしい、見事な彫り物が刻んである。巨大な海トロールと必死に戦う様子が、描かれていた。

 墓所の入り口は閉じられているはずだったが、わずかに開いている。ハンサム・ウィルが開けておいたのだろう。耳聡い男は、その入口から何かを称える歌の様な、或いは某かの呪文の詠唱の様な、微かな声がするのを確かに聞いた。

 ここが、自分の入るべき入り口だと確信した男は、ズタ袋をしっかりと担ぎ直すと、躊躇することなく中へと入っていった。



 どう考えても納得がいかない。そうぼやきながら、才人は部屋へと続く階段を登っていた。ぼやきの中身は、自分へ飛んできたおひねりの事だった。

「あたしは銀貨2枚でいいよ。サイトは銅貨14枚でいいだろ?」
「え? 俺も銀貨1枚でいいから欲しいんだけど」
「じゃあ、あたしは銀貨1枚と銅貨10枚、サイトが銀貨1枚と銅貨4枚、これでいいだろ?」
「……いや、何でフラワーちゃんがお金取るの?」
「え?」
「え?」

 フラワーが意外そうな顔で聞き返したので、逆に才人は驚いた。

「んー……ルイズをサイトの代わりに慰めてあげたし、肉をくれるといったのにくれなかった謝罪と賠償、チュラーニへの仲介、飛んでくるおひねりから身を呈して守ってあげた、その他諸々かなー」

 フラワーは自分に都合の良い事だけを、指折り数えていった。

「ちょっと待てよ、なんだよそれ!」 

 才人が大きな声を出したが、彼女は悪びれずに言った。

「アタシは商業と富の神コル・コランの神官だよ。神様へのお布施と思いなよ。いいことあるよ~」

 その言葉を聞いて、才人はちょっと考えた。

 タルブロンによると、帰還の魔法は成功するかどうかやってみなければ分からないらしい。成功率を上げる為にちょいと神頼みしてみるか……。

「OK、じゃあ、お布施する」

 才人はフラワーに向かってパン、パンと柏手を打つと「いい事ありますように。タルブロンの魔法で無事地球へ、つーか、日本に、いやいや、◯◯区の我が家に帰れますように……」と拝みはじめた。

 拝まれたフラワーは「幸運ならコル・コランじゃなくてオラドラのほうが」と、ついうっかり呟いてしまい、その呟きを才人に聞かれてしまった。

「どういうことだよオイ! 俺を騙そうとしたのか!?」
「いや騙してないよ。才人の祈りはコル・コランから女神オラドラに伝わったと思うよ。二人は母子だし……たぶん」
「ふざけんな、オレのお金返せよ!」
「わかった。じゃあ明日の戦闘でサイトの側を離れないようにするよ。万が一ケガしても最優先で癒しの魔法かけてやるから。それでいいだろ?」

 じゃ、そういうことで、と、言い放つと、フラワーはそそくさと2階の自室へあがっていったのだった。

「くっそー、あの銭ゲバドワ子。どうせなら、ルイズ……さんとの間を取り持ってくれってんだ……」

 才人はルイズの部屋にまでやってきた。寝る前に挨拶、ではなく、もう一度しっかり謝りたかったのだ。だが、部屋の扉は開いていた。それどころか、奥の窓が開いていて潮風が吹きこんできていた。

「ルイズ……さん?」

 わずかに入り込んだ月光が、長年使われて傷だらけの床を照らしだす。ベッドを見たが、当然ルイズの姿はない。

「あれ? いない……のか?」

 もう夜もだいぶ更けている。彼女がトイレにでも行っているのだとしたら、ここで才人と出くわせば、また一悶着が起きるかもしれなかった。

(もういいや、明日謝ろう)

 才人は踵を返し、部屋を出ようしたその時、つま先が何かを蹴飛ばした。

(何だ?)

 才人が疑問に思ってしゃがみ込み、手にとったそれは、杖だった。自分に向かって、何度も突きつけられたルイズの、クラシック音楽の指揮者が振るうタクトのような杖が、そこには転がっていた。
   
「これ、ルイズさんのじゃん……」

 再度、ベッドを見たが、あるべきルイズの姿は当然、ない。

(何でこんな所に転がってるんだ? あのトンデモナイ魔法をぶっぱなす子が杖なんて手放すか?)

 次第に、イヤな予感が才人の体を包んでいく。もしや彼女に何かあったのでは? 

 才人はルイズと共にこの世界に落ちてきた。ならば、帰るのも彼女とセットでなければいけないのかもしれない。もし、彼女に何かあって、万が一死んだりでもしたら……それが原因で、タルブロンの魔法が不完全になって、地球に帰れなくなったら……自分はいったいどうすればいいのだろう?

 才人は自分の想像に怖気が走った。

 何かわからんけどヤバイ、ヤバイ何かが進行している!

「だ、誰か! そうだ、セリマスさん!」

 部屋を出た才人は、このフロアの半ダースもある扉を片っ端からノックして、タルブロン、セリマス、ジーツの名前を大声で叫んだ。しかし、叩けど、名を呼べど出てくる者はいなかった。 

「うるさいなあ、どうしたんだい?」

 最後に叩いた扉から出てきたのは、才人が銭ゲバドワ子と呼んだフラワーだった。寝入り端を叩き起こされた彼女は、半眼で才人を睨みつけた。

「ルイズがいないんだ!」
「お手洗いだろ」

 あくびを噛み殺しながら「おやすみ」と部屋に戻ろうとした。才人は慌てて「待ってくれ」と扉の隙間に足を入れて、フラワーが扉を閉じるのを阻止した。そして、ルイズの杖を彼女の眼前に差し出した。

「窓も扉も開けっ放しで、部屋の隅にルイズの杖が落ちてたんだ」

 才人のその言葉を聞いたフラワーの顔は、寝ぼけ顔からすっと真顔になった。

「10分で鎧をつけるから、叔父さんを起こしてきな」
「そんなこと言われてもアンタのおじさんの名前も顔も知らねーよ!」
「誰でもいい。知ってる奴たたき起こして兵隊集めろって言ってんだよ!」

 フラワーに怒鳴られた才人は階下に走った。

 階段を数段飛ばしで駆け下りて、酒場に駆け込んだ。傭兵たちはすでに解散していて、カウンターのスツールに座っているのは、才人が洞窟で助けたエルフ、ウルビアンだった。シグモンドと難しい顔をして話し込んでいる。二人は、慌てて駆け込んできた才人を訝しんだ。

「どうしたサイト、そんなに慌てて」
「ルイズがいなくなった!」
「ルイズってぇと、あの物置小屋吹き飛ばした、おっかねえ嬢ちゃんか?」
「窓も扉も開けっ放しで杖が床に転がっていたんだ。セリマスさんとか何処にいるの!?」

 息せき切って状況を伝えるサイトに、ウルビアンは即座に反応した。

「手伝おう。お前には助けられたから、借りを返さんなとな」
「セリマス達はワインカーヴの中だが明日の準備がまだ終わってねえ。息子を呼んでくる」

 才人に、嘆ケ峰の冷たい水を駆けつけ1杯とばかりに飲ませ、シグモンドは奥へと引っ込んだ。

「サイト、いついなくなったかわかるか?」

 ウルビアンの問いに才人は真剣に思い出そうとした。

「明日の作戦会議の後、疲れたから部屋に戻るって言ったたんだ……」
「……だとすると、時間はそんなにたっていないな。しかも出ていくのを誰も見ていない訳だ」

 常にむっつりとした表情を浮かべているエルフは、自身の癖なのか、考えこむ時は殊更目を細め、表情を固くしていた。

「外は篝火を常に焚いているから窓枠から飛行フライの呪文を使えば、まず目立つな。ここの裏口とか確認したか?」
「いや、まだ何もしてない。フラワーちゃんが鎧つけ終わるまでに兵隊集めろって」
「時間が勝負だ。待っている暇はない。行くぞ」
「待ってくれ、武器取ってくる」
「取ったら裏口に来い」

 才人は再び2階に駆け上がった。



 ズズズっと、石と石が擦れる耳障りな音が、墓所の壁を一様に這っていった。ルイズを抱えた男の目の前には、その音が聞こえなかったのか、中腰になって墓所の内部を伺う別の人間の男がいた。ハーフリングのハンサム・ウィルではない。その男の前には金属柵があり、柵と柵の間の柱には、松明がかかって、床には据え付けられた歯車式の開閉装置が照らされている。男はその開閉装置を操作して、中へ入りたいようだった。だが、しきりに奥を気にしてる。

「おい」

 と、ルイズを抱えた男が声をかけると、びくっと体を震わせ、入り口に顔を向けた。松明に照らされたその顔は、まだ若い男だったが、その顔は恐怖に歪んでいる。

 キンザザに助けられたコルソス島の網元の息子、ジャコビー・ドレクセルハンドだった。

「何をしているハンサム・ウィルはどうした?」

 男は、ジャコビーに声をかけなから、いつでも短剣を抜けるように懐に手をやった。

「え? あ、いや、へ、へんな声が聞こえたから、ここに来たんだ。あ、あんたもお仲間に入りたいんだろ? お、オレもさ」

 声までも恐怖に上ずっていたせいか、男の聞きたかった事とは微妙に外れた答えが返ってきた。

「もう一度聞く。ウイルはどうした?」
「し、知らねえ。お、オレが来たときはいなかった」

 ジャコビーが嘘を行っているようには見えなかった。だが、真実を話しているようにも見えない。

 男は、今ここで、目の前にいる吃音の若者を殺すべきか考えた。手土産はすでに持っていてるが、下手に騒がれるよりは連れて行ったほうがいいかもしれない。そう考えて、若者に「早く扉を開けろ」と命じた。

「あ、ああ、今開けるよ」

 ジャコビーは、開閉装置の操作棒を右から左へ傾けた。歯車はガラガラと耳障りな軋み音をたてて動き、連動して鉄柵が天井へ収納されていった。

「行くぞ」

 男がジャコビーに声をかけると、彼は驚いたようだった。

「い、入り口を見張ってなくて、い、いいのかい?」
「さっさと来い。そしてオレの前を歩け」

 前を歩けと言われたジャコビーは鼻白み、立ち尽くした。

「どうした? 何をためらっている。俺は何か不思議なことを言ったか?」
「い、いや、別に」
「じゃあ歩け。ゆっくりとな」

 ジャコビーとルイズを抱えた男は、墓所の奥へと進むと、道は右へと折れていた。内部の壁は、数ヤードおきに松明が掲げられていた。普段、人の入ることのない墓所に松明が掲げられているのは、この奥に人間がいるという証だった。サファグンは深い海中に棲む者であるが故に、強い明かりを嫌うからだ。

 通路の左右には、石棺が垂直に安置され、歴代のヘイトン達の名前、生きた年代、業績などが、石棺の表面に彫られている。それらを一切無視して、男たちは進んでいった。

 やがて、通路はT字路になり、そこには白いローブを纏って、石棺の蓋を開けようとしている一団と出くわした。

「そこのお前たち、止まれ!」

 髪の毛まで白髪に染めた男たちは、侵入者に気づくと、それぞれ、得物を取り出し、威嚇した。

 ルイズをさらった男はズタ袋を下ろし、袋の口を開け、ルイズを顔を彼らに見えるように露出させた。

「我らは、ディヴァウラーに帰依したく罷り越しました。この娘は手土産でございます」 

 カルティストと、それに帰依しようとする男に挟まれたジャコビーは、震えながら、ただひたすらに視線を彷徨わせ続けた。




 シグモンドは、息子のガンナーの部屋に入ったが、ベッドの中は空だった。明日に備えて睡眠をとっておけと言っておいたのだが。

「あの野郎、どこいきやがった……ウルザのとこか?」

 ガンナーがウルザの元にいるなら、村の門前陣地にいるだろう。シグモンドは踵をかえし、酒場に戻り、波高亭の入り口から外へ出た。

 門前陣地はウルザが責任者となっていて、常に3人体制で門を守っている。現在の時間帯なら、ウルザがつめているはずだった。彼女は明日の――すでに日付は変わってしまったが――総攻撃も彼女は参加せず、シグモンドと共に村を守ることになっていた。

 シグモンドが門前陣地に向かって歩いてくるのに気づいたウルザはシグモンドに声をかけた。

「シグモンド? どうしたんだ、こんな夜更けに」

 シグモンドはそれに答えず、陣地に詰めている人間の顔を見ていた。

「いねえな。うちのバカ息子を見なかったか?」 
「ガンナー? いや、作戦会議の後はみてないが……」
「あの野郎、何処ほっつき歩いてんだ!」
 
 シグモンドの怒声が辺りに響きわたった。



 階段を駆け上がった才人は自分の部屋に飛び込んで、ゲットしたお宝の剣を手に取ると、今度は、フラワーの部屋に駆け込んだ。

「フラワーちゃんまだなのかよ!」

 駆け込んだ部屋は、彼女の服や道具が床に散乱し、しっちゃかめっちゃかと形容するしかなかった。

「まだだよ」

 装着するといっていた鎧は全然着ておらず、彼女は道具袋に何かをいれなおしていた。

「叔父さんを起こそうとしたけど、ダメだありゃ。安全な後方だと認識すると、あの人とことん寝ちまうからなあ……」
「ウルビアンが時間が勝負だから急げっていってるんだけど」
「ああ、もう仕方ないねえ!」

 フラワーは道具入れを腰に巻きつけ、盾と星型鈍器を手に取ると、ドスドスと床をならして才人と共に裏口へ向かった。

「来たか」

 才人の姿を確認したエルフは、ぽつりとつぶやくとフラワーに視線を移した。

「ウルビアン、こっちはフラワーちゃん、神官だそうだよ。……なんつったっけ? こ、コロコロ?」
「ちゃん付けで呼ぶな! コル・コランだよ。怪我したらアタシに任せな。で、アンタは?」
「ウルビアンだ。彼に洞窟で助けられてな。恩返しってところだ」

 ウルビアンの身のこなしと、自分の情報を相手に与えない辺りから、フラワーは大体の所を察した。

「たぶん、ルイズを拉致した奴は裏口を通ってる」

 言うが早いか、ウルビアンはシグモンドの息子を待たずに扉を開け、そのままうずくまった。

「サイト、見つけたぞ」

 地面を見つめたままウルビアンはサイトに語りかけた。

「え? 何、どういうこと?」
「足跡だよ。犯人はルイズを抱えていただろうから、通常よりも体重が重くなる。魔法を使わない限りね。だから、足跡が深くなるんだ」

 フラワーが才人に解説した。

「たぶん人間の男だな。大柄だが、ハーフオーク程じゃない」

 ウルビアンは立ち上がって、件の足跡を見失わない様に、慎重に歩を進めた。

 夜暗の中で何故そんなに正確に見えるのか才人には不思議だった。なにしろファンタジー世界の住人だ。たぶんエルフの特殊能力とかそんなのがあるんだろう。

「歩幅が規則正しい。軍隊経験があるな。左の跡が右より深い、左肩に君の連れを担いだようだな」

 ウルビアンさんマジ、かっけぇー!

 才人は思わず、ひゃっほーいと叫びたくなった。

「ウルビアンさん、まるでCSI捜査官みたいだな。もしかして本職だったりするの?」
「シーエスアイとやらが何なのか知らんが、昔、軍にいてな。偵察は得意だよ」

 ウルビアンは、犯人の男の足取りを正確にたどっていき、ついには、ヘイトン家の墓所にたどり着いた。

「ここだな」 
「なんかお経みたいなものがきこえてくるな」
「またぞろ地下から海水が引いてあって、そこから連中がきてるんじゃないのか」 

 その時、才人の耳にはルイズのすすり泣きが聞こえた気がした。

「ルイズ……さん?」

 眼の前の入り口がぼやけ、サファグンの顔がドUPに見えた。サファグンは「帰依しないなら死ね」と目の前の自分に宣言すると「何言ってるかわからないけど、お断りよ! こんな無礼な所業、絶対に許さないわ!」と、ルイズの声が間近で聞こえた。いや、間近といった距離じゃない。まるでドキュメンタリー映画のカメラマンが、ルイズそのものであるかのような、臨場感だった。

 ルイズがヤバイ!

 才人は、今、自分に起きた不思議な出来事は、彼女の魔法によるものだと、直感で理解できた。あの魔法の門をくぐってから、彼女と会話するとき二重音声になるように、彼女にマジでヤバイ出来事が起きると自分に通知されるのだ。まさに危険が危ない、デンジャラスなう! なのだと理解してしまった。

「ルイズ!」

 才人は鞘から炎の剣を抜くが早いか、フラワーの達の制止の声を振りきって、墓所へと突入した。










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