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コルソス島奇譚 時系列

 たとえそれが、味方の誤射によるものだとしても、そのキッカケとなってしまった出来事――サファグンの出現を、コボルド達は許す気になれなかった。
この胸の内で煮えたぎる怒りと悔しさ、仲間を失ってしまった喪失感を、どこかにぶつけなければ、己の精神が立ちいかぬと、その場にいる誰もが考えていた……ただ一人を除いて。

 波高亭のワインカーヴの片隅で、胎児のように丸まって死んでいるフーブラーを見つめながら、仲間達の精神のベクトルをうまい具合に舵取りせねば、任務の続行は不可能だ、と、一人冷静に考えているのは、ディックだけだった。特に誤射をしてしまったマラーキーの憔悴は酷く、大の男が声をあげて、わんわんと泣いていた。

「奴らを殺そう」

 ディックの静かなつぶやきが、全員の耳に届いた。

「全員武器を持て、リーヴゴット、装置を元に戻せ、奥にいる奴らは皆殺しだ」

 ディックがそう宣言すると「皆殺しだ!」と全員が唱和した。フーブラーの亡骸にすがりついて泣いていたマラーキーも、得物を手に取り、立ち上がっている。その顔は怒りと涙で紅潮し、顔の鱗の色合いが、まるでそこかしこにいる普通のコボルドの様になっていた。

 フーブラーを助けようとした人間が、ディックに何か語りかけてきたが、今は彼らにかかずらっている場合ではなかった。「礼を失して申し訳ないが、仲間の仇を討たねばならないので、我々は移動する」と伝えたのだが、やや早口の竜語だったせいか、彼らはうまく聞き取れなかったようだった。

「リーヴゴット、扉を開けろ! 総員突撃!」

 ディックの命令と同時に、レバーが引かれ、ガチガチガチと歯車が噛みあい、回転扉が壁へ収納され、完全に開いた所で「Aussir!」と鬨の声を上げ、彼らは扉の奥へと突撃していった。

 海から隆起して出来上がったこのコルソス島は、石灰岩を豊富に含んでいた為か、やたらと洞窟があり、このワインカーヴも、自然に出来上がった洞窟を利用したもので、むしろ、この洞窟を利用する為に、波高亭が作られたというべきだった。円形扉の向こう側には、3年で1ミリずつ成長する鍾乳石や石筍が、垂れ下がったり、地面から突き出たりしていたが、人間と荷物が行き交える様に、洞窟の中には幅10フィート程度の道が整備されていて、道の邪魔になる様な物は根本から折られ、道端に転がっていた。

 辺りは暗く、何も見えない。

 ウェブスターが魔法の明かりをつけ、道をたどって奥へ、奥へと待ち伏せを警戒しながら、彼らは進んだ。

 ディックにとって苦々しい事に、進めど進めど、怒りをぶつけるべき敵影が見つからず、途中出通過した幾つもの円形扉には、鍵や罠が仕掛けられている様子も無く、仲間の怒りのボルテージは上がるのみで、舵取りが余計に難しくなった。こういった事はすぐに発散させないと、後々大変なことになる。仕方なく、さらに奥へ進むと、ついにその洞窟は行き止まりになってしまった。少なくとも、地上に生きる者たちにとっては。

 コボルド達の目の前には、サファグンが這い上がってきただろう海への入り口がぽっかりと開いていた。レンガで縁取りされたその真四角の開口部は、魔法の明かりを受けてもなお深淵で、奥を見通すことができなかった。

「腹が立つが、ここで奴らが釣れるのを待つべきではないな。むしろこここを出て、海岸でうろうろしている奴らを殺そう」

 ディックがそう言うと、皆同意し、彼らは元きた道をたどって、地上へ通じる扉を開け、人間たちの酒場に出た。そして、ふと戸口に目をやると、殺すべき奴らが立っているではないか! 

「おのれ、こんな所をほっつき歩いていたか!」
 
 彼らは迷う事無く、突撃し、扉へ向かって殺到した。

 コボルドの襲撃を、半ば予感していたキンザザは、とっさに扉を閉じて後ろに下がることで、彼らの攻撃を避けることができた。それで、十分だった。

 コボルド達が扉へ殺到するのを見たセリマスは、昨日得た戦訓を、早速生かすことにした。高位の術者から潰せという基本、コボルドの神官は解毒の呪文を使えないという情報、戦況を左右する群衆管理……。

 彼女は隣にいるフラワーが、自分より早く呪文を唱え始め、それがどいういう類の呪文であるかに気付くと、才人達に「耳を塞いで」と警告し、自分も素早く呪文を唱え、コボ達に投げかけた。

 フラワーは状況を見て取るや、できるだけ彼らを傷つけずに鎮圧する方法として音響作裂サウンド・バーストの呪文を選択し、印を結びながら呪文を唱え実行した。彼女の呪文は信仰の力を得てすぐさま結実し、三半規管を麻痺させる不快で、強大な炸裂音が、激しい空振を起こし、コボ達の中心に巻き起こる。その余波で、近くにあったグラスは割れ、波高亭の窓という窓、閉じられた戸板が、一斉に激しく、だが一度だけ振動した。

 体の芯から揺さぶる強烈な音波に、ウェブスター、リーヴゴット、リプトン、ドクらが意識を朦朧とさせて崩れ落ち、残ったコボの中で、体の頑健な連中は、自分達に呪文を投げかけた、新たな敵を見据えた――途端に、セリマスの呪文上級命令グレーター・コマンドが飛んできて、先に崩折れた術者達より意志力のない戦士階級達は、無理やり屈辱的な『伏せ』をさせられた。

 比較的至近にいた才人とルイズは、セリマスからの警告を受けて耳を塞いではいたが、それでも余波は凄まじく、脳内でぐわんぐわんと激しく反響する音に、座っているにもかかわらず、足をしっかりと踏ん張らねば、そのまま倒れてしまいそうだった。ルイズは、世話になったコボ達に近寄ろうとしたが、足元がふらついて、ついに床に手をついてしまった。才人もルイズを助け起こそうとしたのだが、同じくヨロヨロとして、まるで新年の酔っぱらいの様な有様だった。まっすぐ歩いているはずなのに、どうしても歩けない!

「アンタ達は大人しくしてな」

 フラワーは才人達にそう声をかけると、倒れているコボルド達の武器や杖、魔法の品が入っていそうなポーチ等、手早く武装を解除してゆく。セリマスはイングリットに頼んで、洗濯物を干すときに使う縄を借りて、コボ達を後ろ手に縛り上げた。コボ達は抵抗すべく暴れようとしたのだが、それが叶うことはなかった。

『ちょっと待ちなさい。彼らに何をしたの! 彼達は私を助けてくれたのよ。その恩人になんて事を!』

 床に蹲ったまま、ルイズは叫んだ。

「サイト、通訳をお願い」

 セリマスの言葉に、才人はルイズの言葉を復唱しながら、彼女が立ち上がるのを助けようと、ルイズに手を差し出した。ルイズはボンクラ平民の手を取ろうとして、一瞬ためらい、結局は手を借りた。そうでもしないと、立ち上がれそうになかった。

「言いたいことはわかるけど、彼らは仲間が死んで、冷静さを失っているのよ。宿屋の主が受け入れた客を現に殺そうとしたわ。だから鎮圧したの」
『私が説得すれば』

 ルイズは反論したが、セリマスはルイズが言い終わらないうちに「聞く耳を持ってくれたとは思えない。まずは鎮圧して、安全を確保してからよ。私の仕事はここまで。ここからが、あなたの仕事よ」と、ルイズの肩に手をおいて微笑した。

『わ、私の仕事?』
「そうよ。あなたは竜語ができる。あなたの言葉は才人が通訳してくれるでしょ? 私達は今、少しでも情報がほしいの。仲間割れなんてしている暇はないの。あなたの力が必要なのよ」

 そうして、セリマスとルイズが話していると「終わったかね?」とサファグンが入ってきた。全身が青緑の鱗に覆われ、手足には大きな水掻きがあり、下半身は粗末な布を纏い、顔は魚のそれである。首の両側にはエラが、耳のある部位にはひれがあり、当然背びれもあった。剰え尻尾まである。

 ルイズは見慣れぬ亜人に、びくりと震えた。ハシビロコウみたいなコボルドや、同じ亜人でも、フラワーとは大違いだ。フラワーの方がルイズより背丈が小さいだけに、ルイズは彼女を、しっかり者の妹の様な親しみを感じていた。もし、フラワーがそれを知ったら「あたしが姉ちゃんだろ」と一発ルイズをドつくに違いないが。

 波高亭に入ってきた亜人、サファグンのキンザザ・プリンは、怯えを見せたルイズに目もくれず、コボルド達に歩み寄り、徐にしゃがんで、彼らと同じ目線で語りかけた。

「鱗を持つが、我らと違って地上で生きる者達よ。聞いて欲しい話がある」

 
 †


 波高亭には、先ほどまで会議していた面々と、新たな顔ぶれが集い、やや手狭に感じられた。

 新たな顔ぶれは、才人にルイズ、キンザザ、そして、コボルドの代表としてディックが加わっている。残りの連中は再びワインカーヴに押し込められた。無論、武装を解除してだ。それに関しては、ルイズの説得がある程度、功を奏した。彼女は『私達は一度敗走した。この島で生き残るためには、対立を乗り越えて団結しなければならない』とディックに説き、彼自身は内心で同意できるものだったが、周りがそれを許すわけがなく、縦にうなづくわけにはいかなかった。

「……わかった。業腹だが、君たちの仲間を襲った連中を探して差し出そう。それなら席についてくれるか?」

 キンザザがそう言うと、ディックはしばし思案し、うなづいた。

「君の決断に敬意と感謝を」

 ……もとより、馬鹿正直に仲間を差し出すつもり等、キンザザにはなかった。

 (あの赤沼族の青年を生贄に差し出そう。我々に殺されるか、コボルドに殺されるか……ただ、それだけの違いだ)

 今は下手にでているが、キンザザは隙あらばコボルド達を殺すつもりだった。仲間を殺されているのだから、その仇は討たねばならない。キンサザにとっては当然の帰結だった。

 キンザザは自分の思考に埋没している間、ついぞ気づかなかった――ディックが冷静にキンザザを観察していた事を。

 ……結局の所、キンザザの提案にディックは乗った。『奴らの言い分と任務を達成するために、島と敵についての現状を聞く』と、仲間に聞こえるように同意し、『ダメだ。魚野郎は皆殺しだ!』と、ギャーギャーわめく連中をすべてワインカーヴに押し込めた。

 ディックのこの決断は、その後の舵取りをさらに難しくするに違いなかった。現に不満のある者がワインカーヴの扉をドンドンと叩いている。

 キンザザの要請を受けて、シグモンド達は、会議の面子を急いで招集することにした。ところが、思ったよりも全員揃うのに時間がかかってしまったせいで、寒冷地に住まうコボルドは、汗をだらだらと流して「ひっ、ひっ、ふー」と、口で呼吸する有様だった。哀れに思ったセリマスが耐火レジスト・エナジー・ファイアの呪文を効果延長エクステンドでかけることて事無きを得たが、それでも20分程度にしか持たず、全員が集まるまでに2回もかけなおすはめになった。

 最後から2番目に到着したのは、カトゴスとリナールだった。だが、この二人の登場を持って、新しい悶着の幕があがった。

 原因はルイズだった。

 彼らが登場するや、その衝撃はサファグン以上だったらしく、彼女はぶるふる震えながら、彼らに杖を突きつけた。

『汚らわしいオーク鬼とエルフが何故ここに!』

 罵倒されている当の本人達の反応は、「リナール、お前もう手を出したのか」「いや、まだだ」と、至って呑気なもので、竜語で怒鳴り散らす彼女と違い、この対立が深刻なものでない事を周囲に知らしめるのに役立った。

「ここにお前の敵はいない」と、才人とフラワーは必死にルイズを説得した。だが、ルイズにしてみれば、エルフとオーク鬼が並んでやってくるなぞ、世界の終わりとゲルマニア帝国が同時に攻めてくるような悪夢であった。到底容認できるようなものではない。

『オーク鬼とエルフは始祖ブリミルの御代からの不倶戴天の敵よ!』

 ルイズは涙目でそう二人に怒鳴り返した。

 才人は、(何、この子、超めんどくさい……)という思いをどうにか内心に隠して言った。

「そうかもしれないけど、この人達自身が、ルイズさんに危害を加えたわけじゃないだろ?」

 その言葉がルイズの心に、どうにか通じたらしい。彼女は杖を下ろし、リナール達を見ないようにして、椅子に座った。才人とフラワーは同時にため息をついて、ルイズを挟んで椅子に座った。

 この様子を見ていたミウリは、先行きに不安を感じた。敵は強大で、最初っからずっと負けっぱなしの僕らは未だに和が保たれていない。こんな調子で大丈夫なのだろうか、と。そんな物思いに囚われていた彼が不意に気配を感じて振り返ると、見慣れないエルフが手招きしていた。彼はなんだろうと思って近づいていった……。 


 とまれ、会議に参加する面子は、一番遅れていたミウリがニコニコしながら、椅子に座ったことで、すべて勢ぞろいし、かくて、この島で起きている事件について、サファグンの口から語られる事になった。


「……話は4ケ月ほど前に遡る」

 周りを見渡してキンザザが口を開いた。村人以外の、彼と接触したことのない人間は、大小の差はあれど、彼の事を胡散臭そうに見つめていた。彼が話し始めると、同じ内容を才人が語り、ルイズが隣にいるコボルドに竜語で伝える様子をリナール達は不思議そうに見つめていた。見つめられている当事者の一人は、耐火の魔法がそろそろ切れ始めているのか、ふー、ふー、と呼吸し、合いの手を入れるかのように、ワインカーヴの扉が、どん、と叩かれた。「長をいじめるな」と、健気にも訴えかけているようだった。
  
 キンザザの話は、赤沼津レッド・フェンズに棲む従兄弟、タ・プリンがコルソスに救援を求めてきた所から始まった。

 彼の地を統べる巫女の命令で、地上の住人との細々とした貿易を絶つどころか、村を侵攻し住人を根絶やしにしかけたという。その巫女はタ・プリン達のような灰肌族ではなく、現地に昔からいる赤沼族だったので、様々な場所を旅する灰肌族の、言わば外様の意見はなかなか受け入れられず、あげくの果てには、彼の地にある魔族を閉じ込める装置『次元の枷』プラナー・フェッターを何者かに売り払い、地上の装飾品で自分を飾り立てたという。

「この行動には、流石に赤沼族も疑問に思ったらしく……」

 彼の巫女を引きずり下ろす事を赤沼、灰肌、両族共に画策したのものの、巫女には『次元の枷』プラナー・フェッターから解き放たれた魔族が取り付いていて、その強力な力に一度は敗退したという。戦力不足を認識したタ・プリンはキンザザに反乱への協力を依頼した。が、それでも足りず、地上の冒険者達に依頼をすることになった。

「結局の所、事件は収束した。巫女も魔族も討ち取られた」    

 ところが、巫女の妹とそのお付きの者たちが逃げ延びた……このコルソス島に。

「その巫女なら討ち滅ぼしたわよ。私達も危うく死ぬ所だった」

 セリマスがそうキンサザに告げると、キンザザのエラから安堵のため息が漏れた。

「待て、そこのサファグンの話が全て真実だとして、竜は何処から来たのだ? 何故、魚人とつるんでいる?」

 ルクセンがキンザザを指さしながら、訝しげに問いかける。

「ディヴァウラーの名にかけて真実だ。竜についてはコボルドが語るだろう」

 キンザザがそういうと「デイヴァウラーかよ……」と、一部で呟かれたが、それがキンザザの耳に入ることはなかった。話をふられたコボルド、ディックは、セリマスにもう一度呪文をかけてもらって、経緯を説明しようとしたのだが、シグモンドに話を遮られた。

「お前さんがここに来た話はもう聞いたよ。頭のおかしくなったメスドラゴンを連れ戻しに来たんだろ?」
『口を慎め、虫けらめ。奥様の悪口は許さんぞ』

 ルイズも才人も、一瞬ためらったが「頭のおかしくなったメスドラゴン」と、それに対するディックの反応も正確に通訳した。宿屋の親父をやっているシグモンドにしてみれば、気難しい客のあしらい等は慣れたもので、ディックの返答など意に介さなかった。

「口が悪いのは勘弁してくれ。それで、奥様とは会えたのか。他にどんな情報がある?」

 ディックは、話の事を折ったシグモンドの問いを無視して、ルイズと才人を拾った事を話し、オージルシークスのペット、氷小魔のジーアに会ったことを語った。

『ジーアはハーフリングの女が奥に囚われていると言っていたな』

 その発言に、リナールは椅子を蹴立てて立ち上がった。

「場所は何処だ!?」
『崖の下の水路の奥だ』

 水路の奥……とリナールはつぶやくと、続けてくれと言って着席した。

 そして、ついにこの事件の核心をディックは語った。

『……降下した奥様は私にこう言った。「ディック、巨大な緑宝石、魂砕きマインド・サンダーを……イリシッドめ!」と。怪しげな秘術で奥様を縛り付けている者、お前たちの言葉で言うなら、脳ミソ喰らいマインド・フレイヤーだよ』

 その言葉に才人とルイズ以外の者達は「マインド・フレイヤーだって!?」と、全員が総毛立った。

『「マインド・フレイヤー?」』

 首をひねるルイズと才人に、セリマスがいかなる怪物なのかと教えた。曰く――マインド・フレイヤー、首から下は人間でありながら、頭部は蛸の様な外観を持ち、口元には4本の触腕を持つ。強力な思念波を操り、獲物の脳を好んで啜る者……啜られた者は、下僕として操られる――。

『……なんておぞましい生き物なの』
「そんなバケモンにドラゴンが操られているのか!?」

 事の深刻さを知って流石に二人も青ざめた。

 敵がドラゴンではなく、マインドフレイヤーだとわかってから、場は騒然としている。誰もがどうやって対処するべきかを喧々諤々と議論を始めた。

 ルクセンは力押しを主張し、リナールは癒し手であるドールセン・ド・ジョラスコの救出を優先するべきだと言い張り、キンザザは、シーデビルの対処と家族の奪還を唱え、娘を誘拐されている村長、ヴィジー・ストールはキンザザに同意した。

 倒すべき敵はわかったが、それに付随する攻略目標が多々あり過ぎて、どこからせめていいのかわからないといった有様だ。誰も彼もが、大声で自分の意見の正しさを主張している中、ルイズと才人を介して、ディックに様々な事を聞いているのは、ラースただ一人だった。

「それで、お前さんが仕える主に連絡は取れるのか?」
『可能だ』
「あとは緑宝石……魂砕きマインド・サンダーか……」

 ぶつぶつと呟きながら考え込んだのはラースだった。そして、徐に顔を上げると「お前ら聞いてくれ。奴らに勝てるかもしれん」

 そう言ってニヤリと笑った。

「反攻開始だ」










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