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コルソス島奇譚 敗走

 ジーツは気色ばんで叫んだ

「逃げろ!」

 その叫びもむなしく、一匹のサファグンの指先から2条の紫光がふわりと、飛んできて、ダクスの背中を貫いた。
 ダクスが吐血して崩折れ、ジャコビーに取りすがる。だがジャコビーは悲鳴をあげてダクスを突き飛ばし、才人達が入ってきた扉へ、後ろを顧みることなく逃げ出した。

「おい、待てよ! ジャコビー!」

 才人が逃げるジャコビーの背中へ怒鳴りつけたが、彼は悲鳴の残響を残しつつ、あっという間に消えてしまった。右往左往していた他の囚人たちも、彼に続いて慌ててその

後をついてゆく。

「ダクスさん!」

 うつ伏せで倒れ伏すダクスを才人は抱き起こした。吐血により胸を真っ赤にしたダクスに、生気は感じられない。瞳孔は開ききっており、体を揺らす才人に一切反応せず、体は完全に弛緩しきっている。彼は明らかに死んでいた。

「そんな……」

 呆気無く死んだ男を目の前にして、才人は呆ける間もなく、誰かに腕を掴まれた。才人の腕をつかんだのはウルビアンだった。

「お前はとりあえず逃げろ。だが逃げすぎるなよ、逃げた先で襲われても手助けできないからな」

 ウルビアンの言うとおりだった。呪文の加護のない、今の才人は普通の高校生に過ぎない。

「これは借りておくぞ」

 才人の足元に転がっていた棍棒を拾ったエルフは、ジーツとセリマスの戦列に加わるべく、才人に背を向けた。

「ウルビアン、気をつけて」
「ああ、またあとで会おう」

 
 後ろ髪を惹かれる思いで、才人はその場から逃げだした。



 敵の魔法を避けたと思ったら、後ろの商人が死んでいた。もったいない。実にもったいない。救出料をせびり取るはずだったのに。

 かといって、ジーツには敵の魔法に当たってやる気はサラサラなかった。死んだ商人とは『敵の魔法にわざと当たってでも依頼人の命を守れ』等といった契約をしてないからである。当然の話だった。

 仕方ない、あとで体を漁ってみるか……でも、あいつ生簀に浮いてたから金なんて持ってないだろうなー、と、詮無い事を考えながら、首の皮一枚で、敵の槍による突きをバク転でよけた。ちょっと後ろに下がったせいで、セリマスが3匹を相手取ることになってしまっている。盾を構え、ここから先へと通すまじと、ぬかるむ地面で必死に踏ん張っていた。

「ちょっとジーツ、手伝いなさいよ!」

 セリマスの悲鳴のような怒号と、盾を殴りつける連続した金属音が洞窟内部に響き渡る。

 本来なら、タルブロンが敵の雑兵達を足止めをするべきなのだが、火力の高い敵の妖術師が2匹もいるので、そちらは彼が惹きつけざるを得なかった。酸、電気に対する抵抗レジスト・エナジー夜の盾ナイト・シールドの呪文で、サファグンの妖術師達から放たれた紫電の矢ライトニング・ボルト魔法の矢マジック・ミサイルを次々に受け止めている。敵の呪文攻撃の累積と時間経過でいずれは突破されるだろうが、高い火力を持った呪文の使い手から潰すという戦闘の鉄則通り、敵の妖術師を倒すべく、すでにタルブロンは呪文を唱えていた。


 ……こんなところで虎の子は使いたくなかったなあ、と、ボヤきながら、ジーツは懐から手榴弾を取り出した。

 創世神話に出てくる、天空の竜たるシベイの水晶片と火の精霊の魂の欠片を組み合わせた代物だ。これらの創作罠は都会の技術のある工房や、悪党どもの吹き溜まりでしか作れない。コルソス村では到底作り出せない物で、なまなかには補給できない代物だった。

「セリマス、下がれ!」

 言うが早いか、ジーツは手榴弾を投げつけた。巻き込まれないように、セリマスは盾をかまえつつ後ろに飛びすさった。と、同時に敵は前進する。サファグンは体に投げつけられた石ころを、悪あがきの産物とみたのか、一顧だにしなかった。

 100年に渡った最終戦争は、精霊捕縛技術により、進化した武器とその威力で、参戦国全てに凄惨な被害を与えた事を、海の底に住まう彼らは知らなかった。だから、投げ込まれた石ころが、己の足元で炸裂して、炎を吹出すなど想像もしていなかった。

 石槍をもったサファグンの前衛3匹はがくりと膝を折り、荒い息をついている。奥にいた妖術師2匹は絶命したのか、ぴくりとも動かない。

 そこへタルブロンの呪文が完成して、追加の火球が投げ込まれた。

 荒れ狂う炎の津波を前にして、サファグンの前衛たちはついに力尽きた。が、奥に目を凝らすと、体のあちこちに焦げ目をつくりつつ、油断無く、こちらとの距離を保っている戦士階級と思しき6匹がいた。彼等はさらに奥にいるピンク色の皮膚を持つサファグンを守るかのように半月陣を描いている。

 そのピンクのサファグンは杖を振るい、高い声で、何らかの命令を発した。おそらくはメス、いや巫女なのだろうとタルブロンはあたりをつけた。

 戦士たちは武器を構え、こちらに迫ってくる。

「俺も手伝おう」

 声の主は、棍棒をもったエルフで、サイトが助けた男だった。セリマスとジーツ達の戦列に加わり、棍棒を巧みに振り回し始めた。

「感謝する」

 タルブロンは、敵の足止めをするべく、蜘蛛の巣の呪文を詠唱し始めた。その時、セリマスが叫んだ。

「7秒、稼いで!」

 全てが激動的に動き、また、判断される戦闘において、7秒というのは永劫に等しい。だが、タルブロンの呪文は、功を奏し、6匹全員が蜘蛛の巣にかかった。

 セリマスは中空の葦を握りこみながら、全体助力エイド・マスをかけた。この呪文には、複数の人間に、一時的に体力の向上を促す効果がある。

 呪文の加護を得た、ジーツとウルビアンは糸に囚われ、もがくサファグンを殺すべく武器を振り上げた。セリマスは続いて、祝福ブレスの呪文をかけるべく、小さいろうそくを取り出した時に、サファグンの巫女の呪文が完成した。

 ジーツ、セリマス、ウルビアンは自分たちの精神に、神性の力が入り込んでくるのを感じた。ただひたすらに膝を折って、目の前にいる存在に平伏したくなる!

 ジーツとウルビアンは力に抗しきれず、熱烈に地面を掻き抱いた。

「くそ、なんだこれ!」
「ダメだ、体が!」

 魔法に高い抵抗力を持ったセリマスですら、半ば膝を折っている。セリマスは目の前にいる、海神に仕える巫女が、自分と同じか、或いはより上位の位階の持主だとはっきりと理解した。彼女が唱えた呪文は上級命令グレーター・コマンド、効果は自分がまさに今体験している通り!

 まずい、これはまずいと、セリマスは神性の力に抵抗しながら、必死で打開策を考えた。巫女が次に唱えるであろう呪文がわかってしまう。わかってしまうだけにセリマスは悲痛な声をあげた。

「タルブロン、逃げて!」


 セリマスが悲痛な声で自分の名前を呼んでいる。目の前の敵が油断のならない実力の持ち主なのだということは、痛いほど理解できた。

 タルブロンは、加速の呪文の詠唱を破棄して、雷球ボール・ライトニングの呪文を詠唱しようとした。この呪文であれば、蜘蛛の巣にかかっているサファグンと巫女共々、まとめてなぎ払える……はずだった。

 サファグンの巫女は突然、こちらへ向かって走りだした。おそらく彼女は、近接戦闘の訓練を受けているのだろう。彼我の前衛達が行動不能で、動ける者が、方や戦闘訓練をうけた巫女、方や近接戦闘は護身程度の秘術使いなら、その勝敗は自ずと明らかだった。

 彼女の判断は正しい。そして、向こうの移動速度のほうが早い。

 タルブロンは雷球の呪文をそのまま、唱えるべきか、これすらも破棄して、背中で杖で抗して、ジーツ達が動ける様になるまで時間を稼ぐべきか、はたまた、セリマスの言う通り、仲間を見捨ててでも一時撤退すべきなのか。

 ほんの僅かな一瞬、判断に悩んだ。

 その隙をついて、走りこんできた、巫女は持っていた杖を高く掲げ、タルブロンの脳天をかち割らんと、振り下ろす。間一髪で(タルブロンに髪の毛はなかったが)避け、背負い込んでいた杖を両手に握った。

 ジーツ達がうごく時間を稼がねば。

 その選択が、タルブロンの最大の判断ミスとなった。

 巫女はシャァァァ! とエラから生臭い呼気を吐き出し、両手に持っていた杖を己が目線まで持ってタルブロンを威嚇する。すると彼女はポイっと脇に杖を放り捨ててしまった。

 杖がどのように、動き、自分に振り下ろされるか、それだけを注視していたタルブロンは、そんなフェイントにあっさりとかかってしまい、杖の行先を注視してしまった。身を捩る間もなく、巫女はこちらに接近し、そっとタルブロンに触れ、わざわざ共通語で神性の力を解き放った。

生者抹殺スレイ・リビング」 

 圧倒的な神性の力が体内に流し込まれ、主要機関が爆発しそうな程荒れ狂う。

 タルブロンは、口から粘性のオイルを勢い良く、吐出し、地面に力なく倒れ込んだ。

「タルブロン!」
「相棒!」

 セリマスとジーツの悲鳴と怒号が同時に洞窟内部に反響した。


 †


 ビュィィィィィと蜘蛛が鳴いた。

 それを境に、雪原のあちこちが、盛り上がり、こちらへ接近しはじめた。蜘蛛は仲間を呼んだのだ。

「『ヤバイぞ! 仲間を呼ばれた、一端引くぞ!』ルイズ、呪文のあと、逃げる!」

 サッドの泡を食った声にルイズは即座に反応し、杖を振った。

「ウル・カーノ!」

 発火の詠唱でありながら、爆発の威力を持つ呪文は、狙い違わず氷蜘蛛に炸裂し、緑色の体液をまき散らしながら頭を吹き飛ばした。強力な筋繊維と、それを維持する体力を持った強力な生物は、娘達の救援を待つことなく、ついに息絶えた。同時に、母の死を知った娘達が悲哀の声を上げ、母を殺した者共を喰らい、その力を手にしてやろうと集結しはじめた。

 氷蜘蛛が大地に伏して動かなくなったのを見届けたルイズは、緊張の糸が切れたのか、雪原にぺたんと座り込んでしまった。荒い息をつき、杖を持つ右手はぶるぶると震えている。

「ルイズ、急げ!」
「こ、腰が抜けて……」

 サッドは舌打ちして、左の太腿にベルトで巻きつけられた革の鞘に斧を収納すると、ルイズを下から掬い上げた。

「ち、ちょっと何すんのよ! 離しなさい!」
「村、撤退する!」
『叔父さん、急いで!』
  
 ルイズを抱え上げたサッドは、器用にも、頭上でルイズの体勢をくるりと変えて、自分の進行方向とは逆向きにして立たせ、ルイズの右足だけを抱えた。

 叔父の考えを察したフラワーは、鎧の背中と腰に付いているカラビナフックに盾を固定し、モーニングスターを右腰に収めると、叔父と同じようにルイズの左足を抱え、サッドと共に走りだした。

「え? え? 何、どういうこと?」
  
 二人の小人達に両足を抱えられ、むりやり中空に立たされたルイズは混乱した。馬車後部のガラス窓から見ているように、雪原の風景が、進むに連れて遠ざかってゆく。

『わんこ、できるだけ奴らの足を止めて!』

 フラワーが、随走していたセレスチャル・ドッグに命じると、彼は、雪原へと走っていった。

 セレスチャルドッグは命じられたとおり、蜘蛛達の真っ只中へと突っ込み、蜘蛛の足に噛み付いたりしているが、まったくの多勢に無勢で、美しい毛並みが、己が血に少しずつ染められていった。やがて、定められた召喚時間が過ぎたせいで、彼は光の環の中に飛び込み、碧空の空シラニアへと還っていった。

 距離はいくらか稼いだが、蜘蛛達はまだ多数が、ルイズ達を追っている。

「ルイズ、蜘蛛達に魔法撃つ!」
『こうなったら、アンタが頼りだよ。撃って、撃って、撃ちまくれ!』

 フラワーが何と言っているのか理解できなかったが、サッドの言うとおり、今は確かに魔法を撃つべきだった。さく、さく、と雪を踏む軽やかな音が連なって、いつしかザクザクザクという刺突音に成り、今やコルソス島中の氷蜘蛛達が集まったのではないかと思わせる程に、ルイズ達の後を追って来ていた。

 セレスチャル・ドッグの奮闘を見たルイズは呆然としつつも、どうにか現状を理解した。

「な、何あれ、気持ち悪い!」

 あの様なおぞましい生物はこの世から葬り去るべきだ。一刻も速く。嗚呼、腹立たしいことに、今だけは、ツェルプストーの火の系統が心底羨ましい。全てを炎の渦にたたき落としてしまいたい、もしくは憧れる母の様に全てを風で吹き飛ばしたい!

ブリミルくそったれ!」

 と、貴族の淑女にあるまじき暴言を吐いて、ルイズは精神を集中した。母と姉との特訓で、集中して杖に精神力を流していけば、より威力の大きい爆発を起こす事ができると判明していた。それは詠唱する呪文の長さにも密接な関わりがあった。

 母によると、戦闘を行うメイジは、精神の集中状態を段階的に高めてゆくことができ、それによって呪文の威力を増すことができるのだそうだ。無論、使用する精神力は湯水のように消費される。

 母は言った。

「ルイズ、貴方に私の精神集中技法を教えましょう。これができたなら、おそらく貴方は、いつか、私以上の使い手になるでしょう」

 ……母の言葉に従い、ルイズは戦闘における精神集中技法を、烈風カリン直伝の技を、訓練で修めていた。


 他のメイジと同じように、普通に魔法が使いたい。その願いは未だに叶っていないけれど、戦闘は別。爆発という現象ならば、私の方に一日の長がある。

 ルイズは母の教えを思い出していた。
 

 ――心を静かにして、何も聞こえなくなるまで精神を研ぎ澄ましなさい。それが瞬時に行えるなら、貴方はもはや一流の戦闘メイジですよ。


 耳に痛いほどの海鳴りと雪風が、いつしか途絶え、足元でサッドが何かをがなりたてても、ルイズには聞こえなかった。


「呪文威力強化」


 ――音が聞こえなくなったら、次は世界が色を無くすまで集中なさい。白と黒のみで構成された単純な世界。そこは、全ての動きが遅くなり、相手の致命的な隙が見えてくる。

 
 短足の小人たちに抱えられているので。視界はひどくぶれている。まるでクッションの悪いオンポロ馬車のよう。そのひどい縦揺れがすこしずつ、ゆっくりとした動きになってくる。それにつれて、視界の端から、色が消えてゆき、やがて完全にモノクロの世界に突入した。


「呪文威力最大化」


 ――ルイズ、準備は整った? なら呪文を唱えなさい。貴方がこの道を行くならば、いずれは高速詠唱や呪文距離延長についても教えましょう……。


 ルイズは詠唱の長い呪文を唱えた。詠唱が長ければ長いほど、威力が上がることがわかっている。……自分は風メイジではないけれど、母の様に、飛びたい。母の様な自由な風になりたい。

「イル・フル・デラ・ソル・ウィンデ」
 
 ルイズは杖を振り下ろした。


 †

  
 ジャコビーは曲がりくねった洞窟を倒けつ転びつ、両手を子供のように振り回しながら、必死になって逃げていた。

 どうしてこうなった、どうしてこうなった!

 後ろから足音が聞こえてきたので、怯えつつ、後ろを振り返ると、自分と同じように捕まっていた商人たちが駆けてきた。彼等も自分と同じように逃げてきたのだ。

 そうだ、こんな恐ろしい場所に1秒とだっていられるか!

「ちくしょう、どうしてこんな目に合うんだ!」

 再び走りだした自分の背後から、自分と同じ思いの叫びが消えてきた。

「戦争が終わって、復興して、やっと、やっとここまで来たのに! ちくしょう、ちくしょう!」

 ジャコビーは、コルソス村の網元の息子として生まれ、最終戦争を経験することもなく、従軍することもなかった。最終戦争は、コーヴェア大陸を中心とした陸戦が主体で、海はあまり関係なかったからだ。今まで何事も無く、平和に生きてきたジャコビーにとって、退屈だが平穏な日常というものは、凪の海のように愛すべきものだった。冒険者や、荒くれの水夫が語る物語という物は、聞いて楽しむものであって、語られる苦労や恐怖を体験したいとは露にも思っていなかった。

 それなのに、ある日突然、非日常の世界へ足を踏み入れることになった。

 友好的だったサファグンに襲撃され、客として金を落としてゆく水夫は次々と死んでいき、村の人間は誘拐されて消えてゆく……。もう沢山だ。俺を平和な世界にかえしてくれ!
 
 目の前に、鉄格子があり、扉は開いている。そこを走りぬけた時、後ろから悲鳴があがった。岩棚からサファグンが飛び降りてきたのだ。

 ジャコビーは商人たちを迷うことなく見捨てる選択をした。見捨てるという選択肢すら思い浮かばず、恐怖から逃れる道を選んだ。背後から、何かが突き刺さる音、悲鳴が聞こえてきたが、それにかまわず、ジャコビーは走った。

 洞窟を抜けると、相変わらずの曇天模様で、雪が降り出していた。細い下りの坂道を、息を切らしながらジャコビーは走った。途中、ジーツ達が体を休めていたキャンプを見つけた。

 ジーツは火の始末をきちんとしていなかったらしく、ほのかな熾火が見える。

 ジャコビーはそれらに目をやったものの、そこで立ち止まろうとは思わなかった。そのまま坂を下り、砂浜まで走った。

 まるで獣のような息を吐きながら、ジャコビーは辺りを見回し、ここが島のどの辺りなのかを確かめた。生まれ育ったコルソス島だ。地形をみればすぐに分かる。 目を眇めると、遠くに村の入江が見えた。ならば、ここは島の北東部の浜辺だ。ここからなら、多少海を泳げば、村へ逃げ帰ることができるだろう。

 冷たい海水に慣れるために、少しずつ足を浸し、やがて意を決して、ジャコビーは水中に体を投じた。服を纏っているから泳ぐなんて事は不可能だった。だが水深の浅いこの辺りならゆっくりと歩くことはできる。水深が深くなる辺りから、服を捨て、村まで一直線に泳げばいい……。


 村に逃げ帰る事しか頭にないジャコビーは、自分を取り囲む、水中の影に気がつかなかった。

 水中から勢い良くサファグン達が顔を出し、ジャコビーを取り囲んだ。

 ジャコビーはすかさず、逃げようとしたが、周りを取り囲まれてることに気づいて、悲鳴を上げた。  



 ジャコビー・ドレクセルハンドの運命は決まった。









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